行動や話し方の変化で世間の注目を集めた30人の著名人

第30位:小林麻耶 ― アナウンサー

元アナウンサーでタレントの小林麻耶は、YouTubeでの奇行や告白動画によって世間の注目を集めた。彼女が初めて広く知られるようになったのは、歌舞伎俳優・市川海老蔵と結婚した妹の小林麻央と共に注目を浴びた時だった。麻耶は情報番組『グッとラック!』で木曜レギュラーを務めていたが、2020年11月に突然降板。その後すぐに自身のYouTubeチャンネルを開設し、「ハハハ!」と大声で笑いながら番組スタッフからのいじめについて語る動画を公開し、話題となった。

まもなく所属事務所から「通常のマネジメントが不可能」として契約終了が発表された。彼女の奇行の背景には、2018年に交際期間ゼロで結婚した4歳年下の夫・國光吟の存在があるとされる。当時、彼は「A氏」と呼ばれる一般人と報じられていたが、後に整体師で「宇宙ヨガ」と呼ばれる普遍的エネルギーを取り入れるヨガの実践者であることが判明。結婚後、麻耶は低く男性的な声でスタッフに怒鳴るなど奇異な行動が週刊誌に報じられ、「夫に洗脳されている」との憶測や、宗教的指導者と信者のような関係にあるとの見方が広まった。

第29位:木下優樹菜 – テレビパーソナリティ

バラエティ番組『クイズ!ヘキサゴン』で人気者となったタレントの木下優樹菜は、2019年11月、実妹が勤務していたタピオカ店に脅迫めいたInstagramメッセージを送ったことが発覚し、大きな問題となった。投稿は不適切だとされ、芸能界からの引退に追い込まれた。

そのわずか1か月後、夫でお笑い芸人の藤本敏史と離婚。2020年にはサッカー選手・乾貴士との不倫疑惑が浮上。SNSに投稿された文章を縦読みするとラブレターのように読めるとして世間を騒がせた。

同年7月1日に芸能界復帰を発表したものの、わずか6日後に再び引退。2021年10月にはタピオカ店をめぐる問題で40万円の損害賠償を命じられた。そして2022年、YouTubeで自身がADHDであることを告白し、奇行の一因とされた。

2023年には数年ぶりにバラエティ番組『全力!脱力タイムズ』に出演したが、その後は目立った活動はない。2025年1月、2023年から交際している恋人・三幸秀稔(顔は非公開)とのツーショットをInstagramに投稿。しかし「娘がいるのに…」など批判的なコメントが相次ぎ、世間の評価は依然として厳しい。

第28位:坂口杏里 – テレビパーソナリティ

女優・坂口良子の娘である坂口杏里は、2008年にタレントとしてデビューしたが、次第に奇行が目立つようになった。2016年に事務所を退所し、その年にアダルト業界に転身。2017年には恐喝未遂容疑で逮捕され、2019年にはホステスとして働いていた頃、当時の交際相手(過去の恐喝事件で関わった同一人物)の自宅に侵入したとして再び逮捕された。

2022年6月にその男性と結婚するも翌年離婚。結婚中に発作を起こし入院したことが世間の注目を集めた。その後も芸能活動に復帰と引退を繰り返し、2024年12月31日には「坂口杏里としての人生を終えることにしました」と宣言。2025年からは一般人として生活している。

彼女の不安定さは幼少期に遡る。母・坂口良子は離婚時に40億円もの借金を背負い、返済のため多忙を極め家庭を顧みる時間が少なかった。2013年に良子が亡くなった際、杏里の母への強い依存心が、境界意識の希薄さに繋がったとされる。

第27位:戸川純 – アーティスト

1982年に音楽ユニット「ゲルニカ」でデビューした歌手・戸川純は、2021年、1984年のソロ曲「好き好き大好き」がTikTokでバズり、若い世代から再評価を受けた。しかし彼女のキャリアには暗い影もある。1995年11月にはカミソリで自傷を図った。所属事務所との確執や金銭トラブル、無断でのライブ映像販売など精神的負担が原因とされている。

当時、「みんな死ね」という言葉を dramatical に書き残したこともあった。頸動脈には達しなかったため「芝居ではないか」との憶測も流れた。3年間の休養後に復帰するも、テレビやラジオ出演は避けるようになった。1999年には妹・京子が自死し、メディアはますます彼女を扱いにくくなった。以降もライブ活動は続けているが、メディア露出は減少していった。

それでも彼女の表現は高く評価されており、2010年代に若者から支持を集めたバンド「神聖かまってちゃん」のの子は「彼女の音楽に救われた」と語っている。2017年には芸能生活35周年を迎え、22年ぶりにテレビ出演。近年はYouTubeチャンネルを開設し、再び注目を浴びている。

第26位:カガヤハウス – 芸人

カガヤ・ハウスは1991年に結成されたコンビ「松本ハウス」のボケ担当であり、『進め!電波少年』や数々のバラエティ番組で人気を集めた。しかし彼は中学生時代から受験勉強のストレスで精神疾患に悩まされていた。高校時代には幻聴などの症状が現れ、一時期はグループホームで生活していたこともある。それにもかかわらず、所属事務所の大川興業には自らの病歴を伝えていなかった。

過密なスケジュールは統合失調症を悪化させた。ある日、大川興業の社長と電車に乗っていた際、ホームで倒れ、大量の向精神薬をばらまいてしまったことで病状が発覚。その後、健康上の理由から1999年に芸能界を引退し、相方の松本キックはピンで活動を続けることとなった。

7か月の入院と10年間の自宅療養を経て、2009年に「JINRUI」と改名して活動を再開。2013年には『統合失調症がやってきた』を出版し、現在では芸人活動だけでなく、統合失調症への理解を広めるための講演活動にも積極的に取り組んでいる。

第25位:岡本まり – 芸人

女優・広末涼子のモノマネで人気を博したお笑い芸人・岡本麻里は、2015年4月に音楽プロデューサーのNaoと結婚し、同年8月に第1子を出産。幸せで安定した生活を送っているように見えた。しかし、夫婦間の誤解が原因で急激に体重が減少し、心身の健康が悪化。カウンセリングを受けるようになった。2018年3月には芸能界引退を発表し、Naoと離婚。その翌月、恵比寿駅近くで泣いている姿が目撃され、メンタル面での不調が噂された。

精神科病棟に約3か月入院した後、2020年に芸能界復帰。2023年には埼玉県志木市議会議員の余儀大介と再婚した。しかしメンタル面の不安は続き、2024年6月には愛息を守る守護霊的存在として架空の宗教団体「マリマリ教」を立ち上げたとXに投稿。SNSでは賛否両論の反応が寄せられた。

さらに、長年使用していた低用量ピルの服用を2024年7月に中止したことをきっかけに体調が悪化。10月には夫と離婚したが、事実婚の関係を継続。その後、元夫は名義変更や保険金をめぐる法的トラブルに巻き込まれた。麻里には新しい恋人がいるが、「自制心に欠ける」と批判する声も多い。

第24位:村本大輔 – 芸人

お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」のボケ担当・村本大輔は、コンビを十数回も解散したり、ファンに言い寄ったりする奇行で批判を浴び、テレビ出演が激減した。2023年には「事故が起きたら地元の人だけでなく日本中が被曝すればいい」とXに投稿し、大炎上。メディアも対応に苦慮し、本人も「自分が狂人に見えてしまうのでは」と不安を口にした。

2024年には渡米。7月に帰国した際には「アメリカでも嫌われている」「物価が高くて大変」と自虐的に語った。現在はアメリカのコメディクラブで定期的に舞台に立っている。8月6日、広島原爆の日には、パレスチナ紛争についてXに投稿。コンビとしての活動は休止状態が続き、相方の中川パラダイスは月収3万円程度で生活に苦しんでいると報じられている。

第23位:今井メロ – スノーボード選手

トリノ五輪に出場したスノーボード選手・今井メロは、開幕前に自作のラップ曲「夢」を披露し、賛否を呼んだ。しかし競技では転倒し、予選敗退。18歳で表舞台から姿を消し、複数回の自傷や整形手術を繰り返す不安定な生活を送った。2012年に出版した自叙伝では、風俗業に従事していたことを明かしている。

2013年には過激な写真集を発表し、2014年にはセクシーDVDにも出演。2017年3月にスノーボード復帰を宣言したものの、わずか2か月後にはAV女優へ転身し世間を驚かせた。

2024年現在は息子と同居し、スノーボードのインストラクターや事務職としてパート勤務している。2020年までに3度の離婚を経験し、子どもは3人。娘は学校での問題行動が目立ち、父親が育てられず施設に預けられ、別の息子は元夫のもとにいる。

幼少期からのスノーボード英才教育は厳しく、虐待に近いトレーニングで児童養護施設に入れられたこともあった。こうした経験は現在の彼女の言動に影響を与え続けている。芸能界や競技の舞台から離れているものの、今が最も穏やかな人生を送っているのかもしれない。

第22位:辺見マリ – 女優・タレント

1970年代に歌手としてブレイクした辺見マリは、芸能活動を一時休止した後、1980年代後半に「祈祷団体」と関わるようになった。経済的困難から芸能界に復帰するも苦戦し、自叙伝や露出度の高い写真集を出版した。

彼女は占い師に13年間で5億円を搾取され、洗脳状態にあったとされる。金銭は戻らず、娘でタレントの辺見えみりとも絶縁。こうした状況からメディアも敬遠し、洗脳から解放された後もドラマ出演などはほとんどなく、2007年のドラマ出演で久々に表舞台へ復帰するまで困難な立場に置かれていた。

2015年にはテレビ番組『しくじり先生』で洗脳体験を告白し、大きな注目を集め、以降メディア出演が増加。現在は主にミュージカルを中心に活動しているが、コロナ禍の頃に心臓病を発症。2024年にはデビュー55周年を迎え、東京・原宿のラドンナでディナーショーを開催。娘・辺見えみりもゲスト出演し、占い師問題で生じた親子の溝が少しずつ修復されつつある。

第21位:久本雅美 – テレビパーソナリティ

「マチャミ」の愛称で知られる久本雅美は、1990年代には毎日のようにテレビ出演するほどの影響力を持つ人気タレントだった。1984年に創価学会へ入会し、熱心な信者として知られるようになり、芸能人部女子部のリーダーを務めるまでになった。加藤晴彦や内村光良らが勧誘を断ったことで疎遠になったとも噂されている。

しかし近年のレギュラー番組は『ヒルナンデス!』など3本に減少し、全盛期と比べると存在感は大きく低下。その背景には、創価学会へのしつこい勧誘があり、共演を避ける芸能人が増えたことも要因とされる。また、際どい下ネタに頼る芸風も、コンプライアンスが厳しい現在では通用しにくい。2023年には池田大作名誉会長が逝去し、芸能界における学会の影響力も弱まった。

それでも彼女の真価はテレビより舞台にあり、所属する「WAHAHA本舗」は2024年に40周年を迎え、全国ツアーを開催。特に「角煮」の演目では、久本が大きな喜びを見せていた。

第20位:堤下敦 – お笑い芸人

堤下敦は、お笑いコンビ「インパルス」のストレートマンです。2000年代、相方の板倉俊之と共にテレビ番組「はねるのトびら」に出演し、人気を博しました。しかし、2012年に番組が終了した後、堤下の言動はますます不安定になり、2015年のインターネット生放送中に泥酔状態になったことがきっかけで、視聴者から「失恋した」と発言された際に「どうしたんだ!喧嘩でもするの!?」と突然キレるなど、視聴者を驚かせました。

2017年6月、抗アレルギー薬と睡眠薬を服用し、ハンドルに突っ込んだ状態で運転していたところを警察に発見されました。同年10月には、ゴミ収集車に追突する事故を起こし、2名が負傷しました。これらの事件を受け、彼は芸能活動停止処分を受けました。活動停止処分を受ける前から、森山中の大島美幸さんを巻き込んだいじめ疑惑など、様々な疑惑が浮上していました。これらの事故と告発により、彼の評判は大きく傷つきました。

その後も交通事故を繰り返し、2022年6月には同じ日に2件の事故を起こした。睡眠薬を服用して運転していたことが発覚し、50万円の罰金刑に処された。

2023年10月に料理系YouTubeチャンネルを開設し、好評を得ている。2024年4月5日放送の『全力!脱力タイムズ』で地上波復帰予定だが、全盛期の人気には戻れていない。相方はドラマ出演などで堤下よりも目立ち続けている。

第19位:鬼束ちひろ – アーティスト

「月光」などで知られるアーティスト・鬼束ちひろは、2001年頃から過密スケジュールで体調を崩し、2002年にはライブ中にパニック障害と診断され、ツアー2公演を中止。以降、メンタル不調が目立つようになった。

2004年には音楽性も外見も大きく変化したアルバム『Growing Weeds』を発表し、ファンを驚かせた。

2010年には同居していた無職の男性から暴行を受け重傷を負い、世間を騒がせた。さらに2012年には「和田アキ子を殴りたい」とツイートして炎上、アカウント停止処分に。2017年には丸刈り姿を披露して再び注目を浴びた。

2021年には救急車を蹴って器物損壊容疑で逮捕されるも、不起訴処分に。この一件で奇行が改めて浮き彫りになり、テレビ出演は激減した。

2024年現在は以前より落ち着きを見せ、音楽活動を継続。今年はデジタルシングルや過去アルバムのリマスター、アナログ盤BOXをリリース。過去の荒れた時期と比べ、精神状態は安定しているようだ。

第18位:上原さくら – タレント

ホリプロ所属のタレント・上原さくらは、2010年にKRH社長・青山光司と結婚したが、2013年1月に離婚調停中であることが報じられた。その過程で5億円の慰謝料を要求するも、不倫現場を写真に撮られスキャンダルに。慰謝料なしで離婚成立し、ホリプロも退所。同年にはうつ病を発症し、精神科の閉鎖病棟に入院し芸能界から孤立。退院後もしばらく外出困難だったが、2015年に東海大学に入学し、翌年芸能活動を再開した。

2019年に大学を卒業し、2020年には一般男性と再婚(2009年にはアパレル会社社長と離婚済み)。43歳で出産し、ブログで喜びを語った。数々の困難を乗り越えたが、更年期障害に悩まされている。2024年1月には更年期による片頭痛で4日間入院。「1年のうち、調子がいいのは2〜3日しかない」と明かしている。過去のうつ病も影響しているとみられ、芸能界に復帰してはいるものの、全盛期のような活動量に戻ることは難しいだろう。

第17位:岡崎聡子 – タレント・元体操選手

1976年のモントリオール五輪に15歳で出場した体操選手・岡崎聡子は、怪我で引退後にタレントへ転身し、エアロビクスの普及に貢献した。しかし1995年から2019年にかけて覚醒剤取締法違反で14回も逮捕されるなど、芸能界でありがちな転落をたどった。

1981年には元恋人から契約不履行で1000万円の損害賠償を請求され、その際に薬物疑惑を含む黒い秘密を暴露される。

1984年に別の男性と結婚し、妊娠中に裸で撮影に挑み物議を醸した。2児を出産後は芸能活動を控えるが、1995年に初めて薬物で逮捕された。

直近では2019年4月に覚醒剤取締法違反で逮捕され、同年に懲役3年4か月の実刑判決を受け服役。2024年現在は出所しているが、公の場には姿を見せておらず、近況は不明である。

第16位:遠野なぎこ – 女優

ドラマ『すずらん』で知られる女優・遠野なぎこは、2020年頃から出演機会が減少し、現在の収入はゲスト出演やブログ・Instagramが中心。テレビ出演もあるが、全盛期に比べれば少ない。彼女は自傷、アルコール依存症、摂食障害などメンタルの問題を抱えており、恋愛にのめり込みやすく、結婚と離婚を繰り返している。最短の結婚生活はわずか2週間で、世間を驚かせた。

精神的な問題の根源は母親による虐待にある。2013年の自叙伝では、幼少期の虐待やネグレクトが詳しく綴られている。母から「お前はブス」と言われ続け、鏡を見ることさえ辛かった。子役として活動を始めた一方で、母親の代わりに3人の弟妹の面倒を見ており、その重圧が16歳での自傷や摂食障害につながった。

子役出身は長続きしないと言われる中で、彼女は苦しい過去を抱えながらも芸能界に残り続けた。2025年1月には体調を崩し路上に座り込んでいるところを発見されたが、誰も助けず。後日Instagramで「日本は終わっている」と綴り、今彼女に最も必要なのは人の温かさであることを示唆した。

第15位:藤谷美和子 – 女優・歌手

藤谷美和子は、1984年のドラマ『心はいつもラムネ色』やその他のテレビ番組で人気を得た女優である。1994年には歌手としてもデビューし、自身が出演したドラマの主題歌を担当。シングル「愛が生まれた日」は132万枚を売り上げた。しかし、1986年に映画を突然降板したことから「元祖・狂気の女優」と呼ばれるなど、奇行でも知られていた。

その異様な行動は続き、2003年には皇居坂下門にタクシーで乗り付け、警官に「開けろ」と要求して大騒ぎに。「紀宮さまは私の妹だから手紙を渡したい」と主張し、タクシーに1時間以上立てこもった。この事件により、警視庁は彼女をテロ対策要注意人物リストに追加し、皇室関連行事の際には動向を監視するようになった。

この騒動後、藤谷は芸能界から姿を消した。2005年には舞台演出家の岡村俊一と結婚するも、「結婚しないと離婚できない」と語ったと伝えられ、すぐに別居。さらに奇行が続いた末に芸能界を引退し、現在の消息は不明である。2012年には「毎日ゴミ袋を持って同じ道を歩いていた」との目撃情報があったが、その真偽は定かではない。

第14位:中島知子 – お笑い芸人

中島知子はお笑いコンビ・オセロのツッコミ担当である。2011年4月に体調不良で芸能活動を無期限休止すると発表。同年7月、週刊誌に占い師との同居が報じられ、大きな波紋を呼んだ。相方・松嶋尚美が2007年に独立事務所を立ち上げた頃から不仲説が流れており、2009年には急激な体重増加や収録中の感情的な爆発が報じられるなど、異変の兆候が見られた。

2009年4月頃から占い師と同居し、依存状態になったとも言われる。その後、中島は大量の睡眠薬服用や実家からの失踪など奇行を繰り返し、2013年1月には精神科に入院する事態となった。ただし、2015年のテレビ出演時には「洗脳ではない」と否定し、占い師は「脚本家の友人」であり、家賃滞納は事務所トラブルによる仕事拒否が原因と説明した。

真相は不明だが、2017年に週刊誌側が裁判で敗訴し、中島側の主張が認められた。一時は「狂った」と見られた彼女もその後は大分を拠点に活動し、2021年以降は全国放送のテレビ出演も増加している。

第13位:清水富美加 – 女優

清水富美加は、連続テレビ小説『まれ』でヒロインの同級生役を演じて注目された女優である。2017年2月、突然芸能界を引退し、宗教団体「幸福の科学」に出家。尼僧となった。

両親の信仰や、バンド「KANA-BOON」の飯田祐馬との交際報道などが影響したとされる。ラジオ番組『清水富美加の みなぎるPM』は打ち切りとなり、出演予定のドラマや映画の代役探しで業界は混乱した。

出家は批判を浴び、メディアは彼女の映像を意図的に使用せず、芸能界から抹消されたかのような扱いを受けた。その後は「宣告美子(せんげん よしこ)」として幸福の科学関連の映画に出演。

宣告美子は広報文化局局長や関連会社NSP株式会社の役職に就き、月給43万円を受ける特別待遇を得た。これは通常の新米信者の20万円前後を大きく上回るものであった。しかし、2023年に教祖・大川隆法が死去すると映画出演は激減。

2022年以降Instagramの更新は止まり、2025年現在、Xの投稿も過去の再掲が中心。芸能界からも宗教団体からも疎外されているようで、出家が正しい選択であったかは定かではない。

第12位:渡部建 – お笑い芸人

渡部建はお笑いコンビ「アンジャッシュ」の一員で、ツッコミもボケも務める。2017年に佐々木希と結婚したが、2020年6月に複数の不倫が発覚。その中でも特に衝撃的だったのは、六本木ヒルズ地下の多目的トイレに女性を呼び出し、そこで親密な行為を行った事件である。このトイレは高齢者や障害者など多くの人々が利用するため、渡部の社会的イメージは大きく損なわれた。

スキャンダル発覚後、渡部は芸能活動を休止。2022年に活動再開を予定していたが、地上波での全国放送出演は避けた。2023年にはフジテレビ『全国!脱力タイムズ』に仮面姿でサプライズ出演したものの、現在の活動の中心は講演やセミナーとなっている。依存症の可能性を懸念して医師の診断を受けたが、特に診断は下されなかった。それでも、多くの人々はいまだに彼の行動を問題視しており、評判は回復していない。

騒動にもかかわらず、妻の佐々木希は家庭を守る選択をし、2023年には第二子を出産。渡部は彼女に感謝を示し続けるべきだと見られている。2025年の「ピンズバNEWS」の調査では、地上波復帰が難しい芸能人ランキングで5位に入り、フワちゃん、松本人志、斉藤慎二、中丸雄一らと並んで名を連ね、世間からのイメージ低下の深刻さが浮き彫りとなった。

第11位:広末涼子 – 女優

広末涼子は「広末ブーム」を巻き起こした女優であり歌手でもある。2023年6月に料理人・鳥羽周作との不倫が発覚し、芸能活動を休止。翌月には夫のキャンドル・ジュンと離婚した。彼女は長年スキャンダルや噂に取り巻かれ、「変わっている」と評されてきた。2001年頃には関東連合に絡む薬物運搬に関与したとの噂があり、さらには有害な薬物を得るために性的行為を行ったとも報じられた。暴露系YouTuberのガーシーもこの噂が真実である可能性が高いと述べている。

2002年には、映画『WASABI』の主演獲得のために監督リック・ベンソンに性的関係を持ちかけたとの疑惑もある。タクシー無賃乗車の常習や度重なる遅刻といった奇行の歴史もあり、不倫報道に衝撃を受ける人は少なかった。

2024年2月に事務所を退所し、自身の会社「RH」を立ち上げる予定だが、出演オファーはまだ具体的にない。スタイリストを雇う資金がないのか、SNSでの衣装が嘲笑の的となっている。事務所の後ろ盾を失い、芸能界での今後は不透明だ。現在は日本での露出は少ないものの、2025年3月に台湾の大型音楽祭「大港開唱MEGAPORT FESTIVAL」への出演が予定されており、海外での再起を狙っている可能性がある。

第10位:山口達也 – アイドル

山口達也は元TOKIOのメンバー。2018年4月、高校生の少女に酒を飲ませ、わいせつな行為をしたとして書類送検され、同年5月にTOKIOを脱退。その後は芸能界から完全に孤立した。2016年に元モデルの妻と離婚していたこともあり、問題行動の兆候は以前からあった。暴走族への所属、未成年での飲酒・喫煙、2011年の無免許運転発覚(不起訴)など、素行の悪さは周知されていた。

一連の不祥事の背景にはアルコール依存症があり、医師から「回復の見込みなし」と診断された。2022年には民間資格「飲酒運転防止インストラクター」を取得し、2023年3月には株式会社山口達也を設立。アルコール依存症に悩む人々や企業向けにセミナーを行い、加害の償いを果たそうとした。2024年11月には一般女性との再婚を発表。テレビ出演はほとんどないが、前を向いて歩もうとしている。

第9位:田中聖 – アイドル

田中聖は元KAT-TUNのメンバーで、2017年以降、薬物関連の度重なる逮捕により芸能界を追放された。2024年6月までに逮捕歴は7回にのぼり、そのたびにファンを落胆させた。2020年のコロナ禍以降、行動はさらに異常になり、交際相手に自身のわいせつな写真を繰り返し送りつけたり、タトゥーへの執着を強め、体の常識外の部位にも入れ墨を施した。

2022年2月には舌を出し、全身タトゥーを見せた写真を「アーティスト写真」として使用し、不快感を与えた。薬物依存の悪化と人間関係の崩壊が彼の転落を加速させたと見られる。

2024年2月には、2023年8月から規制対象となったTHC入りリキッドを所持していたとして逮捕。本人は規制を知らなかったと主張した。当時は保釈中であったが、2025年現在、新たな続報はなく、拘留中であるとの憶測も流れている。奇しくも2025年はKAT-TUN結成20周年の節目であり、中丸雄一や田口淳之介らメンバーの半数が表舞台から退いている。

第8位:真木よう子 – 俳優

真木よう子は映画『さよなら渓谷』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した実力派女優。2024年2月、テレビ番組でお笑い芸人・岩橋良昌にエアガンを発砲したと報じられた。その後、芸人・ハリウッドザコシショウが彼女を揶揄するモノマネを投稿。これらの出来事は真木の精神に大きな負担を与え、3月7日には拒食症で入院した。

翌日、パートナーが「意識不明」との文言と共に彼女の写真を投稿したが、演出過剰に見えるその写真は炎上を招いた。真木は6月に芸能界へ復帰し、7月には公の場に姿を現した。

復帰後も岩橋にエアガンを撃った事実の真偽は疑われている。その一方で岩橋のコンビは解散し、吉本興業との契約も終了するなど二重の被害を受けた。復帰後、映画『アノレカの大不在』の宣伝を行う予定だったが、エアガン騒動の深刻さから一部の番組は出演を拒否。名誉は傷ついたものの、女優としてのキャリアは続いており、2025年には映画『金子差入店』に主演。ただし今なお騒動の影を引きずっている。

第7位:華原朋美 – タレント/歌手

華原朋美はミリオンヒットを達成した歌手でありタレントでもある。音楽プロデューサー小室哲哉と交際していたが、1998年末に破局。1999年1月にはガス中毒で入院し、自殺未遂ではないかと噂された。

同年5月に芸能界復帰し多方面で活動したが、2006年頃には交際相手からのDVが原因で薬物依存に陥った。2007年には活動休止となり、所属事務所も解雇。

その後も復帰と転落を繰り返し、精神安定剤の過剰摂取や緊急搬送、精神科入院などを経験。芸能界から離れた後は、父親が住むフィリピンに移住し、ボランティア活動に従事した。

2012年に芸能活動を再開。2016年には全国ツアーを体調不良で欠席することもあったが、生活は安定。2019年には外資系企業勤務の男性との間に第一子を出産。45歳で母となったが、結婚はしていない。

2021年には所属事務所社長で専属マネージャーでもあった大野友弘と結婚するも、翌年に事務所を退所し、結婚も破綻。報道で注目を浴びたが、華原は独立して活動を継続。2024年11月には7年ぶりの全国ツアーを開始した。

第6位:沢尻エリカ – 俳優

沢尻エリカはドラマ『1リットルの涙』で人気を得た女優。2007年の映画会見で「別に」と冷淡に答え、メディアから猛批判を浴びた。その後謝罪したが徐々に干され、2009年には芸能界を離れた。逮捕直前には大河ドラマ『麒麟がくる』の主演予定だったが、川口春奈に急遽差し替えられ、制作現場は大混乱に陥った。

報道によれば、彼女は『1リットルの涙』出演当時の19歳から薬物を常用していた。クラブで踊る姿もしばしば目撃され、業界内でも問題児として知られていた。それでも復帰を望むファンは多く、2024年2月には舞台『欲望という名の電車』で舞台デビュー。2025年1月には蜷川実花が個展で「沢尻が来場した」と発言し、依然として注目を集めている。

第5位:桜田淳子 – アイドル

桜田淳子は「中三トリオの花」として知られた歌手でありアイドル。1992年、統一教会の合同結婚式で企業経営者と結婚し、芸能界を引退した。

同じ式典には新体操選手の山崎浩子も参加しており、世間の注目を集め統一教会への訴訟騒動を招いた。式典後、多くのスポンサーが広告契約を解除。1993年公開の映画主演や1996年の教会イベント出演を最後に芸能界から離れた。

表舞台からは消えたが、映画出演のオファーは絶えず、全て断って子育てに専念。

2006年には夫の会社を畳み、残った資産で生活していると綴ったエッセイを出版。ただし合同結婚式の世間的批判には触れず、メディアから非難を浴びた。

それでも2017年には銀座博品館での公演にゲスト出演しチケットを完売。2018年には35年ぶりのアルバムを発売し、根強い人気を証明した。だが2025年現在、統一教会との関係から本格的な芸能界復帰の可能性は低いと見られる。

第4位:清水健太郎 – 歌手

清水健太郎はドラマ『失恋レストラン』で知られる歌手・俳優。1983年から2013年までに複数回の薬物逮捕歴があり、芸能界を追放された。

薬物以外にも、大学時代の死亡事故、2008年のひき逃げ、2015年の衝突事故など、問題行動は数多い。

昭和から平成初期の芸能界はスキャンダルに寛容で、1994年の3度目の薬物逮捕後は不良役で活躍し、一時は「Vシネの帝王」と呼ばれた。

しかし2004年の覚醒剤逮捕を機に復帰の道は閉ざされ、俳優押尾学とのキックボクシング対決を申し出るも拒否された。

その後も2010年の覚醒剤、2013年の合成麻薬や脱法ハーブなど薬物事件で度々報じられた。2013~14年に1本ずつ映画出演した後、俳優活動は途絶える。

2014年には11年ぶりのアルバムを発売し、2021年までコンサートを続けたが、同年にブログ更新が停止。同年には18歳年下の女性と3度目の結婚を果たし、彼女が事務所社長も務めている。現在の消息は不明だが、支えを得て穏やかに暮らしていることを願う声が多い。

第3位:松居一代 – タレント

松居一代は映画『マルサの女』などで知られる女優で、バラエティでも活躍した。だが2015年頃から夫・船越英一郎の浮気疑惑をSNSで発信し、支配的かつ奇矯な言動に夫が耐えられず離婚を申請。

松居は繰り返し自傷行為を試み、SNSで夫を不倫だと糾弾。2017年12月に離婚が成立すると会見で拳を突き上げ「夢が叶いました」と宣言。夫側から離婚調停を申し立てられた経緯からも異様な反応だった。

会見では泣き笑いを繰り返す奇妙な受け答えをし、「松居劇場」と揶揄された。統合失調症の噂すら流れたが、芸能界から姿を消した後も投資家・実業家として活動。ズボンを脱いで日光浴したとブログに綴るなど奇行は続いた。

それでも彼女のブログは常にAmebaブログ女性タレント部門で1位を維持。2015年時点で資産は100億円とも言われ、それ以降さらに増えたと見られる。芸能界から外れても経済的には無傷である。

第2位:清原和博 – 野球選手

「番長」の異名を持つ元プロ野球選手でタレント。2016年に覚醒剤取締法違反で逮捕され、懲役2年6か月・執行猶予4年の判決を受けたが、野球界・芸能界からの孤立はそれ以前から始まっていた。

2009年の現役引退後はドタキャン、不倫、タトゥーなど問題行動が目立ち、2014年には薬物疑惑が浮上し仕事が激減。

2015年のロケ撮影では真冬に異常な汗をかいており、映像はお蔵入りとなった。2014年8月には妻と離婚。薬物により心身を蝕まれ、悪循環に陥った。

逮捕時には致死量に近い摂取量だったと判明。現役時代から使用していたとの噂もあるが本人は否定している。2016年の判決後、2020年に芸能活動復帰。2022年には8年ぶりに野球キャンプを訪れた。

2024年、大学4年生の息子・清原正吾がプロ志望届を提出するも指名漏れ。11月10日の引退試合後、清原は「苦しくつらい経験を重ねながらここまで頑張ってき

第1位:田代まさし – コメディアン

田代まさしは、コメディアンであり、かつてコーラスグループ「ラッツ&スター」のメンバーでもあった。2000年、女性を盗撮した容疑で逮捕され、所属事務所の依頼で「ミニにタコができる」というビデオを撮影していたとする奇妙な言い訳をして世間の反感を買った。その後一時的に芸能界へ復帰したが、2001年には再び隣人の風呂を覗いたとして逮捕され、さらに覚醒剤を使用していたことも発覚した。本人は1991年から仕事のストレスで覚醒剤を使い始め、すぐに依存状態に陥ったと認めている。

2002年に再び芸能界へ復帰したが、2004年にはまた覚醒剤使用で逮捕された。服役を終え、2008年に復帰するも、2010年には三度目の逮捕。周囲の人々は、この逮捕前に田代が呂律が回らず、奇妙な行動をしていたと証言している。2019年には四度目の薬物使用で逮捕され、激やせした姿が世間に衝撃を与えた。特に志村けんやラッツ&スターの元仲間たちがこの件について沈黙を守ったことも注目を集めた。

2022年10月、四度目の薬物関連犯罪で服役を終えた田代は釈放された。度重なる逮捕により、多くの支持者は離れ、テレビ出演は激減。収入の大半はYouTubeや、薬物依存者のための支援施設「DARC」での活動から得ていた。長らくメディアから遠ざかっていたが、2024年12月、フジテレビの特別番組『超しらべてみたら』で久々にテレビ出演を果たした。しかし、これまでの経歴を考えると、もし再び薬物で逮捕されれば完全に復帰の道は断たれるだろう。残されたのは、彼が再び薬に手を出さずに生きていけることを願うのみである。